Page-16 (2023-Vol.2   )
2022年に続き、2023年も東北方面航空隊の本拠地である仙台市の霞目駐屯地へ赴いた。コロナ禍明けの昨年に比べ、2023年の駐屯地祭は本格的なイベントが復活し、八戸駐屯地から第2対戦車ヘリコプター隊(2nd ATH)のAH-1S 2機も飛来していた。1988年に第2対戦車ヘリコプター隊が編成されてから既に35年が経過しているから、AH-1S各機の老化も相当進んでいる事だろう。陸自がAH-64Dを導入後、AH-1Sの減耗に従い2009年には同隊は全盛期のAH-1S 16機体制から、半減となる8機体制に移行した。世界的に見てもAH-1Sは、もう既に化石の様な存在になっている。しかし、AH-64D導入の失敗もあって、陸自唯一のカウンターアタック兵器である、まだまだ飛行時間と言う寿命を全うするまで、元気に飛んでほしいものである。
Insignia of 2nd ATH
AH-1S/73480
↑ TOWミサイルのランチャーに白く”80”と書いてあれば機体番号の見分けが付き易いが、基本的には白を使うのは実戦的とは言えない為、最近は見かける事も少ない。
↑ 観閲飛行終了後、訓練展示を行う2機のAH-1S。2機のペアで獲物に迫るシーンである。
↑ 2023年9月 三沢基地航空祭に展示されたAH-1S/73457。SH-1SとUH-1Jは同基地祭の常連でもある。57号機はこの後明野駐屯地航空学校へ移動した。
↑ ところ変わって千葉県木更津市にある木更津駐屯地祭で、訓練展示を行った2機のAH-1S/73479。以前の様に6~7機編隊と言う光景は見られなくなった。同隊も恐らくAH-1Sの定数8機で運用されているはずであるから、精々1~2機飛べば上出来なのだ。79号機は2018年第5対戦車ヘリ隊の所属時、明野スペシャルとして、大きな白いコブラを胴体に描いていた。(正確には貼付)
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↑ 観閲飛行の編隊ポジションへ向かうAH-1S/73460
↑ AH-1Sの前身であり、ベトナム戦でも活躍したAH-1Gは、航空機のように丸いキャノピーグラスを使っていたが、パイロットやカンナ―からの視界が歪む事があったので、米陸軍が本格的に改良して配備したS型ではグラスは出来るだけ平面にして、視界の歪をなくしている。被弾経始(弾を逸らして跳弾させる形状)を重視した正面は如何にも精悍である。
↑ 観閲飛行の為にエンジン始動したAH-1S/73477。 77号機は機体の調子が良いのであろうが、航空祭への参加/展示が多い。エンジンを掛けてからもパネルの点検が行われていた。
Wings
↑ 2023年の秋、関東地方の陸自航空祭の最後を飾るのは東京の立川市にある陸自立川駐屯地、毎年恒例の防災展(兼 創立記念)である。参加した木更津のAH-1S/73480。この80号機は2014年には目達原の第3対戦車ヘリ隊にいた機体で、同隊の解散後、木更津駐屯地に移動してきたもの。
↑ 霞目駐屯地は、滑走路の後ろに広がるヒノキの林とバックの山が美しい。迷彩を施した陸自のヘリをより引き建てる風景である。
↑ 胴体長13.7m スマートなボディである。全長では空自のT-4練習機(ピトー管含め13m)よりずっと大きいのである。